「神の願いならば必ず道がある」
今月の書写の言葉
神の願いならば必ず道がある
私たちが成してきたことを振り返ってみれば、それはすべて、困難の中で実現されたものです。神様のみ意(こころ)があるところには、必ず道があります。現代の科学技術は、ベーリング海峡に十分トンネルや橋を通すことができます。その費用も問題にはなりません。世界が戦争に虚(むな)しくつぎ込んでいるお金を考えてみてください。各国が武器を買い入れるお金の半分でもあれば、ベーリング海峡に一本の道を通すことができるのです。
聖書のイザヤ書の教えのように、今や銃や刀を溶かして、すきとくわを作る時です。これ以上、戦争のための戦争に命を犠牲にし、天文学的なお金を費やす愚行を繰り返してはなりません。
唐津の海底トンネルはまだ工事中で、開通していません。しかし、決してあきらめたわけではありません。そこは世界を一つにつなぐ和合の門です。私はその門を大きく開け放ち、人種、宗教、国家の壁を崩して、神様が切に願ってこられた平和世界を成し遂げるでしょう。
(『平和の母』217ページ)