「自己完成はどのように?」

⑭ 神様は、人間とどのような関係にあるのでしょうか。神様が人間と関係を結ぶためには、人格的な神様であるならば、人間と同じでなければなりません。人間に心があり、体があるのと同様に、人間を作られた神様も、人間と共に共同の目的を持つことが出来るその本体であるならば、人間に似ていなければなりません。二性性相という概念は、そこから出てくるのです。

㉒ 「元亨利貞は天道之常であり、仁義礼智は仁性之綱である。」という言葉があります。「 仁義礼智」を重要視したのです。「元亨利貞」は、自然の変わりなく循環する春夏秋冬の宇宙軌道についての説明です。しかし、人格的な神様が分かりませんでした。自然世界の陰陽の道理は解きましたが、愛や血統や完成ということが分かりませんでした。神様は東西南北の均衡を取った主体と対象、性相と形状の中和的存在だということが分からなかったというのです。

㉓ この天地を運行する神様は、人格的な神様です。人格的な神様は人間を中心とする理想的な家庭を中心として父母にならなければならず、夫婦にならなければならず、子女を率いて一族編成し、一族を中心として一国を編成して世界の統一、天の大家族国家を形成しようとするのです。そのようになれば単一民族になります。イエス様が「神のひとり子」と言ったことは驚くべき宣言です。その次には「新郎新婦」を語りました。男性として達成すべき最高の基準を教えたのです。ヨハネによる福音書第14章を見ると、骨子をすべて語っています。ですから、のちに新郎新婦を訪ねて来て、家庭編成、氏族編成、国家編成、世界統一天下のために再臨するというのです。

(天聖経  第4節 神様の属性 P51.53)

 

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