『ひたすら前だけを見つめて歩む』
文鮮明総裁と私は、神様の祖国光復のために一片丹心の生涯を生きてきました。決して振り返ることなく、ひたすら前だけを見つめて歩んできたのです。置かれた状況がいかなるものであれ、それを受け止め、回りに左右されることもありませんでした。昼も夜も、ただの一時も、天の父母様のことを忘れて生きたことはありません。……神様の祖国光復のためであれば、一寸の迷いもなく進んできたのです。そのような私たちに危機が迫るたびに、天の父母様は奇跡的なみ業によって導いてくださいました。
夫の聖体の前で、私は「命が尽きる日までに、この地に天一国を安着させる」と涙で誓いました。この決意を、事あるごとに心に刻んできました。
夫の聖和後、み言を地の果てまで伝え、世の中をかき抱くため、私は一心不乱に駆け回りました。口の中がただれて食事もできず、すぐにでも倒れてしまいそうな状態でも、一時も休むことはありませんでした。夫との約束、「必ず私が成し遂げる」という誓いを、常に心に留めながら生きてきたのです。
(『平和の母』402~403ページ)