『第60回「真の万物の日」と 第68回「世界平和統一家庭連合創立記念』

1.第60回「真の万物の日」のみ言 (統一手帳の名節の部分)1963年7月26日に献貢式を挙行、天暦5月1日を「真の万物の日に」
 真の家庭が確立されることによって、万物が真の主人を取り戻したことを宣布した日です。
 神の三大祝福のうち、第三祝福の万物主管は、第一祝福、第二祝福が完成された基台の上で初めて可能になります。つまり、個性完成した男性と女性が神を中心として結婚し、夫婦が一体となって家庭を形成し、真の愛を完成してこそ、万物に対する主管性が確立するのです。しかし、アダムとエバの堕落により、万物は本来の愛の主人を失ってしまったので、「今に至るまで、共にうめき共に産みの苦しみを続けている」(ローマ8・22)と言われるような状態に陥ってしまいました。
 文先生ご夫妻が「父母の日」と「子女の日」を制定されることによって、アダムとその家庭を中心として、失った万物世界を再び探すことが出来るようになりました。「万物の日」は、真の父母と真の子女が一体となって万物に対する所有を決定し、これを宣布した日です。
 1963年7月26日天暦6月6日、「万物の日」が定められ、本部教会(ソウル)で天の子女の名前で天下万物を挙げて捧げる「献貢式」が挙行されました。その日、文先生は、「事情があって日を延ばしたが、本来は天暦5月1日が「万物の日」である」とされました。
2.第68回「世界平和統一家庭連合創立記念」1954年5月1日(記念式は天暦5月1日)
 日本の植民地統治下、韓国キリスト教は、神社参拝をせずに地下運動をして信仰を貫いたアベル教団と、生き延びるために神社参拝をして日本帝国主義に妥協したカイン教団とに分かれていました。第二次世界大戦後、韓国のキリスト教が文鮮明先生と一つになり、韓国、さらにアメリカに連結させていくのが本来の摂理でした。ところが、アベル教団が文先生と一体となることが出来ず、韓国キリスト教全体が文先生に反対する立場に立ち、神の摂理から離脱するようになってしまいました。
 文先生は失われた基盤を復帰するために蕩減の道を歩むようになり、共産党の支配する北朝鮮で筆舌に尽くし難い苦難の道(特に興南での強制労働)を歩まれました。
 韓国動乱で興南から解放されて南に戻って来られ、釜山以後の歩みの中で弟子(男性80人、女性120人)を復帰した基台の上で、1954年5月1日、「世界基督教統一神霊協会」を創立されました。
 何百という教派に分裂してしまった世界のキリスト教を、神霊を中心にして統一していくことを理想として出発した教会です。実際、この当時、新たに立てられたアベル教団としての統一教会とカイン的立場に立っていた既成キリスト教団が、神のみ旨を中心として一体化したならば、韓国とアメリカが連結され、世界的カナン復帰の道が開かれる時を迎えていたのです。
 なお、日本の教会は、1959年10月2日に創立されました。

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