心の扉を開かせる

心の扉を開かせる

私たちの統一文化の特色を一言で表現するならば、「孝情〔ひょじょん〕を根幹とする心情文化」です。「孝情〔ひょじょん〕」とは、天の父母である神様に向けた私たちの精誠と愛であり、「心情」とは、愛の根本、すなわち愛が沸き上がる泉です。心情文化こそ、時空を超えて永遠の美をつくり出す本質です。天の父母様(神様)のみ旨が成し遂げられた世界とは、一点の汚れもない清らな心情文化が、水のように、風のように流れる世界なのです。

幼子のようでなければ、神の国に入ることはできません。すやすやと眠る子供の姿は、まさに平和そのものであり、子供の天真爛漫〔てんしんらんまん〕なほほ笑みは、幸福とは何かを如実に教えてくれます。彼らの声はたとえか弱くても、人々の心の扉を開かせ、見知らぬ人同士を和合させることができ、幸福と平和の心情をあるがままに表現します。ですから私は、子供たちが歌う純粋な歌の力を信じるのです。
(平和の母188~189ページ)

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