西北東京教区 書写奉納式 いのちの言葉 講演会

真の愛の種を蒔く

 
 私たちは1994年、社会団体「愛苑(エウォン)銀行」を設立して、全信徒が本格的な奉仕活動に取り組めるようにしました。炊き出しから始め、愛苑芸術団の公演、国際救援活動などを続けることで、国からも大きく認められました。

 これをさらに広げていくために設立したのが、HJ世界平和財団の「圓母(ウォンモ)平愛奨学苑」です。「圓母」とは、「円い母」という意味ですが、母親は、あらゆる人の中で最高の存在です。同じ家族だとしても、それぞれ性格の違う一人一人を愛で抱き、睦まじい家庭を築いていく人が、まさに母親です。「平愛」とは、疎外されている人のために尽くしながら、高いも低いもなく水平にして、全宇宙を真の愛で満たすことを意味します。真の愛の種をまず蒔いてこそ、のちのち真の愛の芽が生え、すくすく育つのです。
(『平和の母』244~245ページ)

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