「神様の第2祝福である 夫婦完成(家庭完成)」
創世記2章22節~25節
主なる神は人を深く眠らせ、眠った時に、そのあばら骨の一つを取って、その所を肉でふさがれた。主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた。そのとき、人は言った。「これこそ、ついにわたしの骨の骨、わたしの肉の肉。男から取ったものだから、これを女と名づけよう」。それで人はその父と母を離れて、妻と結び合い、一体となるのである。人とその妻とは、ふたりとも裸であったが、恥ずかしいとは思わなかった。
創世記1章28節
神は彼らを祝福して言われた、生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ!
今週の説教のみ言は
“ふえよ″= 神様の第二祝福である夫婦完成(家庭完成)です。
天聖經 み言 P. 187
堕落していないアダムとエバは、神様の結実体と同じです。ですから、内的には神様と一つになり、外的にはアダムとエバが一つになって家庭を作れば、それは正に神様の家庭です。そして、家庭で生まれた息子、娘は、そのまま神様の息子、娘になります。ところが、サタンがエバを強奪して、アダムまで堕落させました。16歳の分別のない時に、愛に対して何も知らない時に、サタンが侵犯したのです。そして、非原理的な愛の因縁を結ぶようになり、神様が臨在すべき位置にサタンが入って行くようになったのです。それでは、誰がアダムとエバの父になるのですか。サタンがなっているのです。ですから、聖書でも、堕落した人間に対して、イエス様が「あなた方は自分の父、すなわち、悪魔から出てきた」(ヨハネ8・44) と言ったのであり、また、「まむしの子ら」と言い、洗礼ヨハネも「まむしの子ら」と言ったのです。聖書でいう蛇が、正に人間の先祖なのです。
天聖經 P. 186
人類の子女であるアダムとエバが、長成期完成級で堕落することにより、人類の父母がいなくなりました。言い換えれば、神様が願われる真の人類の父母が立てられるべきでしたが、そのように出来ませんでした。神様が喜ぶ一つの家庭を持たなければならないのですが、そのような家庭を持つことが出来ませんでした。ですから神様を中心とする四位基台を成立しなかったのです。堕落した家庭から、堕落した子孫が生まれました。堕落した家庭は、神様と内外の関係を結ぶことができない悪の圏内に落ちているので、神様と内外の関係を結ぶことが出来る家庭を再び取り戻すために、今まで神様は苦労してこられたのです。それが復帰摂理歴史です。
堕落した人間は、サタンの讒訴圏を抜け出た神様の息子に出会わなければなりません。人間には父母がいません。皆さんは、堕落した父母は持ちましたが、天のみ旨の中で完成した父母は、持つことができませんでした。神様の息子、娘に出会ったのちには、神様が愛し得る父母の立場を取り戻すのです。その次には、父母の家庭を取り戻すのです。父母の家庭を取り戻し、神様の愛を取り戻して、神様に出会うのです。