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「平和と幸福の道しるべ自叙伝心の書写祭」開催(陽暦2016年9月24日)

投稿日:2016年9月24日

9月24日、清瀬けやきホールにて今年2回目となる書写大会が開催されました。土曜日ということもあり、いつも以上にたくさんの書写会員が会場に集まり、望月カズさんの話を中心とする浅川勇男先生の講話に、多くの方が涙しながら感動し、神聖な心で書写をしていました。年末には2か所同時開催で2300名の大イベントも計画されており、否が応にもますます盛り上がる書写大会です。

【浅川勇男先生の9月大会講話要旨 】

今日は日韓の愛の架け橋となった、望月カズさんの生涯について、紹介します。カズさんは1927年に東京の杉並で生まれました。父の顔を知らないまま4歳で母と共に満州へ渡り、6歳の時に母まで亡くして孤児となります。1945年の終戦にともない、一時日本に帰国しますが、身よりも無く、再度満州へ行こうとしましたが、北緯38度線を越えることができず、ソウルにとどまっていました。間もなくして朝鮮戦争が勃発し、その最中に、撃たれて死んだ女性の胸に抱かれて血まみれになっていた男の子を助けたことをきっかけに、孤児達を自分ひとりで助けていくことを決意しました。日本人でありながら、様々な迫害や苦労を乗り越えて、生涯に133人もの韓国人孤児を育てたことから、「38度線のマリア」と呼ばれています。晩年には、当時の朴韓国大統領から勲章まで授与されました。しかし、カズさんにも葛藤があったと思います。とくに最初の男の子を助けるときには、大きな葛藤があったでしょう。しかし、私たちはたとえ血を分けた兄弟でなくても、神様から見れば、みんな家族、兄弟なんだという思いから、気づいてみれば133人の子供の母親になっていたのでしょう。私たちも「神の下の人類一家族」という御言を心に写し取るように書写していけば、必ず幸福な人生になると思います

講話後に全体で書写の実践をした後、浅川先生が祝祷され、最後に「手をつなごう」を讃美し、閉会しました。

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